高知県内で特殊詐欺被害が相次いでいて、今年の被害額は約4億3798万円に上っています。
県警によりますと2025年9月、高知市の男性(40代男性)がSNSで流れてきた「個人事業主を対象にした融資」という広告をきっかけに、「株式会社プラクティスの中村」とのやりとりを始めました。男性は中村に800万円の融資を依頼したところ、保証金として約46万円を要求され指定口座に振り込み。
さらに中村から「供託金を振り込んで欲しい」「金は正規の契約後戻ってくる」などと言われ、男性は合計80万円を振り込んだということです。
【警察の呼びかけ】
融資を前提に保証金や供託金等のさまざまな名目で現金振込を要求する業者は、最初から詐欺を目的に接触してきます。貸金業登録をしていない業者の広告やメールには注意してください
また去年8月、高知県土佐市の60代男性が動画アプリを見ていたところ、Riko(りこちゃん)というアカウントからメッセージが届き、やりとりを始めました。
男性はその後、コミュニケーションアプリで「りこちゃん」から「広告を閲覧し、証明として撮影したスクリーンショットを指定されたところに送信すると収入が得られる」と説明を受け、その通りにスマホを操作したところ、約5万円が振り込まれたということです。さらに指定口座にお金を振り込むと貰える金額が増えるという説明を受け、6回に渡り合計約372万円555円を振り込みました。
【警察の呼びかけ】
SNSで知り合った者からの副業の斡旋や儲け話は、詐欺を疑うこと副業を開始または、より高額の報酬を得られる副業をするための登録料を要求された場合は詐欺。特に低額の報酬を支払うことにより被害者を信用させる手口に注意。