高知県四万十市の園児たちがトウモロコシの収穫を行い地域の量販店で販売しました。小さな店員さんたちの前には大勢の人が並び売り場は大賑わいでした。
四万十市不破の農地にやってきたのは認定こども園「中村幼稚園」の年長組の園児、33人です。様々な業種のメンバーで設立された「四万十市まちづくりグループりん」が企画した農業体験で休耕地を活用して食育などについて学んでもらおうという取り組みです。収穫方法を教えてもらった園児たち。さっそく自分の背丈ほどあるトウモロコシ畑に入って収穫していきます。なれない作業に悪戦苦闘する姿も・・・

収穫を終えた園児たちは近くの量販店に移動して販売のための袋詰め作業を行いました。準備が整い、いよいよ販売開始。頭巾とエプロンをつけたかわいらしい店員さんの前には大勢の人が列を作り、袋詰めされたトウモロコシは次々に売れていきます。売り場は大忙しで園児たちは販売済みの商品にテープを貼って買ってくれた人たちにお礼を言いながら商品を手渡しました。

20分ほどでおよそ800本のトウモロコシが完売。主催者からは労いを込めて茹でたトウモロコシがプレゼントされました。表面をバーナーで炙るとあたりに香ばしい香りが漂います。

栽培されたトウモロコシが収穫され消費者のもとに届くまでを体験した園児たち。しっかりと、そのおいしさも堪能できたようです。
(園児)
「おいしい。(Q.何の味がする?)塩」
「おいしいです。甘い」
「四万十市まちづくりグループりん」によると8月にも、園児たちが植えた稲の刈り取りを行っておにぎりを作って食べる予定だということで、「農業体験や食育を通じて子どもたちには心豊かに育ってほしい」としています。