希一くんが、七夕の短冊に書いていた夢。それは、「家族がそろっておいしいご飯を食べること」でした。

がんと告知されるまでは、「そんな、小さい夢なんて」と家族で笑っていましたが、今は、その一瞬・一瞬が「かけがえのない時間」だと、みんなが知っています。

Q.退院してうれしかったことは?
◆希一くん
「家族と一緒におれることかな、一番うれしかったのは」

取材を通じて、希一くんからは、どんなに辛く苦しい状況に陥っても“前を向き続ける強さ”を感じました。

自宅には友人や病院の先生からのたくさんの寄せ書き・応援メッセージが飾られていましたが、希一くんの“辛くても前を向く姿”に、周囲の人たちが心を動かされたのでしょう。

「幸せ!」

甲原さんは今回、「小児がんのことを、より多くの人に知ってほしい」という思いから、家族で取材に応じてくれました。

小児がんを知り、関心を持ち、私たちにできる支援に取り組んでいくことが、同じ病と闘う多くの子ども達を救うことに繋がります。