「みんなが待っていてくれたから…」

およそ11か月の治療を終え、希一くんは2025年3月に退院し、いまは症状がおさまっている「寛解」の状態です。体力が完全に戻ったわけでありませんが、以前と変わらず“全力の笑顔”です。

◆父・君裕さん
「『よく頑張ったね』って、その一言ですかね」
◆母・佳緒里さん
「優しくて、強い子です」
◆父・君裕さん

「さらに病気を克服して強くなった」

◆母・佳緒里さん
「1年、病院で過ごしたから、その分、これから家族でキャンプに行ったり、いろいろな楽しいことをしたりして、思い出をつくっていきたい」

◆希一くん
「みんなが待ってくれよったき。みんなが頑張りよったき、僕も頑張ろうと思った」

小児がんになる前、希一くんは、七夕の短冊に“ある夢”を書いていました。「そんな小さい夢なんて」家族はつい笑ってしまったといいますが、当たり前のようで、何よりも幸せな夢でした。