
◆男性
「ちょっと、確認しますね」
◆「高知県警のヤマウチ」名乗る人物
「何をですか?」
◆男性
「いや、確認したいことがあるので…」
◆「高知県警のヤマウチ」名乗る人物
「いや、何を確認したいのか、聞いています!」
「高知県警のヤマウチ」を名乗る人物は突然、強い口調になり、電話のやり取りからは、男性を「電話口から"離れさせまい"」とする姿勢が伺えました。それでも男性は、一方的に電話を切り、被害を受けずに済んだといいます。

男性はその後、本物の高知県警に問い合わせましたが、高知県警の捜査二課に「ヤマウチ」という人物はいなかったということです(2025年4月時点)。
高知県内では今年、警察を騙る特殊詐欺の被害が12件発生し、被害額は1億3919万円あまりにのぼっています(4月27日時点)。
高知県警は「警察官が、キャッシュカードや銀行口座の情報を電話で聞くことはない。警察官を騙る怪しい電話がかかってきたら、一度電話を切り、本物の都道府県警本部や警察署に、自分から電話をかけ直して確認してほしい」と注意を呼び掛けています。