長時間勤務を是正し多様な人材が働けるよう高知県は2026年度、全国で初めて2つの働き方改革を実施する方針です。

県が協定を結んだのは働き方改革のコンサルティングをしているワーク・ライフバランスです。人口減少の中でも仕事と家庭の両立ができる働き方のモデルを目指す県がノウハウを持つワーク・ライフバランスに声をかけ締結が実現しました。

(ワーク・ライフバランス 小室淑恵社長)
「発言力の違う人たちが、いかにフラットに物を言って、特に若手が考える変えたい部分の意見が、通っていくことが重要」

協定の締結を受け県は2026年度、全国で初めてとなる2つの働き方改革を実施すると発表しました。1つ目は育児や介護などの事情でも働きやすいよう無給休暇を上限付きで取得できる正職員の採用枠の新設。2つ目は時間内に仕事を終わらせる意識改革のために時間外勤務手当の割増率をこれまでの125%から150%以上に引き上げることです。

県はこの全国初の働き方改革について、9月県議会に新しい条例案として提出する方針です。