サンゴの保全などに役立ててもらおうと、高知県土佐清水市の足摺海洋館が大月町の活動団体に支援金を贈りました。
『足摺海洋館 SATOUMI』が支援金を贈ったのは、大月町の『黒潮生物研究所』です。黒潮生物研究所はオニヒトデを駆除してサンゴの保全などの生態系の保護に取り組んでいて、5日、足摺海洋館を運営する『県観光開発公社』の土居敬課長から目﨑拓真研究所長に目録が手渡されました。支援金には入館料などからサンゴにちなんで“3.5円”をあてていて、今回は、2024年4月から2025年2月までの合わせて23万円余りが贈られました。

(黒潮生物研究所 目﨑拓真 研究所長)
「竜串湾は気候変動でいろいろなことがサンゴや海洋生物に起こっているので、支援金を利用して、保全活動に取り組みたい」

研究所によりますとオニヒトデの数は減ってきていますが、海水温の異常な上昇でサンゴの白化現象が起きていて、2024年は10月にも、高水温により白化したサンゴが再生できずに死滅していたケースも見られたといいます。目﨑研究所長は日差しをさえぎる設備の必要性などを話していました。