韓国と高知を結ぶチャーター便の就航を目指し、韓国の旅行関係者らが高知県内観光地などを視察するため、高知を訪れています。

今回の視察ツアーは県が中心となって、高知の観光面での認知度向上を目的に開催、韓国の旅行関係者ら13人が参加しています。2025年5月から着手する高知龍馬空港国際線ターミナルの整備は2027年春に完了する予定で、県は現在定期チャーター便が就航し、好調を維持している台湾に続く第二の国として韓国に注目しています。参加者は早咲きのカンザクラを写真に収めたり、珍しい植物の説明を聞いたりしながら、高知の新たな魅力に触れたようでした。

(漢山グループ 金在根 会長)
「(牧野植物園は)韓国人が旅行するならぜひ紹介したいところだ。韓国との直行便ができたら韓国から高知県に旅行を希望する人もたくさんいますから。(高知は)太平洋が見えるゴルフ場があって(韓国人は)ゴルフがしたい希望もあるし。高知県最高ですよ」

(漢山JAPAN愛媛支社 趙恩喜 支社長)
「牧野先生の生涯をささげて研究された植物の愛も感じられる、とっても素敵な場所だと思いました。大阪とか東京と違って、高知県、四国は伝統的な部分がすごく強く残っているので、最近韓国の方にもとても人気がある小都市として、これからたくさんの人が来てくれたら良いなと思っています」

参加者は17日から4日間、県内の観光名所やゴルフ場を視察します。県によりますと旅行会社や航空会社、メディア関係者が一堂に集まって行う視察ツアーは今回が初めてだということで、韓国-高知間のチャーター便の就航実現に大きな期待が寄せられています。