ヤブツバキが群生する高知県土佐清水市の足摺岬で花が咲く時期に合わせ、9日『足摺椿まつり』が開かれました。
野鳥のメジロが啄んでいるのは土佐清水市のシンボルヤブツバキの赤い花です。

土佐清水市の足摺半島にはおよそ15万本のヤブツバキが自生しているとされています。花が咲く時期に訪れる人に雄大な太平洋の景色を楽しんでもらおうと、土佐清水市観光協会が2月いっぱい『足摺椿まつり』のキャンペーンを行っています。

9日開かれたイベントでは、“シミズダンススタジオ”の子ども達がダンスパフォーマンスを披露し会場を盛り上げました。

そして“あしずり温泉協議会”が募集した“足摺の叫び 夢の一文字”は、120点の応募の中から土佐清水市の女性が寄せた灯台の“灯”の字の『灯』が最優秀賞に選ばれました。


(最優秀賞 奥谷富美子さん)
「夢、希望、未来、それに続く思いを足摺岬の灯台の“灯”から世界に発信したいという思いで選んだ」

“夢の一文字”の「灯」の字は清水高校の書道部の生徒3人が大きな筆で描き、ジョン万次郎像が立つ園地の隅に2月末まで展示されます。

また、会場ではつみれ汁や宗田節が無料でふるまわれたほか、足摺岬小学校の児童たちが“みさきっこガイド”として訪れた人に万次郎像や灯台などの名所を案内し、見どころを紹介しました。
