高知県高知市の教育について協議する会議が開かれ、小中学校での不登校の児童・生徒が過去5年で最も多かったことなどが報告されました。

会議には桑名龍吾市長や教育委員会の委員らが出席しました。会議では昨年度、小中学校での不登校が過去5年間で最も多かったことが報告されました。「学業の不振」や「生活リズムの乱れ」「友人関係の問題」が主な要因だということです。

また、不登校の児童や生徒に配慮した教育プログラムが受けられる「学びの多様化学校」の設置に向けた動きも共有されました。

(高知市教育委員会 永野隆史 教育長)
「用意できる施設もありますので、それらのことを勘案しながら高知市にふさわしい多様化の学びを提供したい」

(高知市 桑名龍吾 市長)
「どうやって子どもたちの居場所をつくるのか。これは様々な場所があると思いますが、学びの多様化学校をこれから県と一体となって進めつくっていきたい」

また長浜小学校の児童が死亡したプール事故の検証委員会について、永野(ながの)教育長は「検証委員会による報告を踏まえた上で、水泳の授業再開に向け調整を進めている」と述べました。

【不登校数】高知市R5年度小学校1000人あたり23.9人、中学校1000人あたり92.2人