カツオの一本釣り漁を行う『明神丸船団』の第一陣が高知県黒潮町の漁港から漁に出ました。日本一の水揚げ額を目指します。

黒潮町の佐賀漁港に停泊しているのは明神水産が所有する第八十三と第八十八『佐賀明神丸』です。これまで「第八十三」の漁労長として何度も日本一に輝いた明神学武さんはこの春から静岡県の会社が所有する遠洋漁船で漁のノウハウを学ぶ予定で、「第八十三」の今年の漁労長は「第八十八」の船長だった蔵明さんが務めます。

(第八十三佐賀明神丸 蔵明 漁労長)
「みんなが無事に帰ってこられたらいいと思っています。結果は、ついてくるんじゃないですか」

一方、第八十八の漁労長は森下靖さんです。

(森下靖さん)
「高知県、頑張らないかんね」

10日は家族や会社の従業員らが岸壁に集まり五色の紙テープを船に渡して見送りました。2024年の2隻の水揚げ額はどちらも5億円余りで3位と4位。日本一の座を宮崎県の漁船に譲りました。(近海一本釣り漁カツオ・マグロ類)

(明神水産 明神正一 社長)
「一年一年が勝負やきよ。一生懸命がんばってくれたら」

2隻は九州の南方海域や小笠原諸島の周辺海域などでカツオの群れを探します。およそ9か月にわたって一本釣り漁を行い、水揚げ額“日本一”の奪還を目指します。