高波と大雪及び突風に関する近畿地方気象情報(2月5日16時09分 大阪管区気象台発表)

近畿北部では、6日明け方にかけて、高波に警戒してください。また、6日夕方にかけてと7日午後から8日頃は、積雪や路面の凍結による交通障害に十分注意してください。竜巻などの激しい突風や落雷にも注意してください。※雪の降り方・シミュレーション画像はコチラから

<気象概況>
近畿地方の上空約1500メートルに、氷点下12度以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まっています。大気の状態が非常に不安定となっており、局地的に積乱雲が発達するでしょう。この状況は6日にかけて続く見込みです。また、近畿北部の海上では6日明け方にかけて大しけとなるでしょう。

冬型の気圧配置が予想より強まった場合には、近畿北部では6日夕方にかけて警報級の大雪となる可能性があります。

その後、近畿地方では冬型の気圧配置が弱まり、降雪は小康状態となりますが、7日午後から8日頃は再び冬型の気圧配置が強まり、近畿北部を中心に警報級の大雪となるおそれがあり、近畿中部の平地など普段雪の少ない所でも積雪となるおそれがあります。また、近畿北部では、7日は再び警報級の高波となるおそれがあります。近畿北部や近畿中部では、気温が平年よりかなり低くなる所がある見込みです。

<雪の実況>
5日15時現在の積雪の深さ(アメダスによる速報値)
滋賀県
  長浜市余呉町柳ケ瀬 61センチ
兵庫県
  香美町兎和野高原 72センチ
  香美町香住    27センチ

<波の予想>
近畿北部の海上では、6日明け方にかけて大しけとなるでしょう。その後、7日にかけてしけるでしょう。
5日に予想される波の高さ
  近畿北部 6メートル
6日に予想される波の高さ
  近畿北部 6メートル
7日に予想される波の高さ
  近畿北部 5メートル

<雪の予想>
近畿北部では、6日にかけて、断続的に強い雪が降る見込みです。
5日18時から6日18時までに予想される24時間降雪量(多い所)
近畿北部山地 60センチ
近畿北部平地 40センチ
近畿中部山地 20センチ
近畿南部山地  7センチ

6日18時から7日18時までに予想される24時間降雪量(多い所)
近畿北部山地 40センチ
近畿北部平地 20センチ
近畿中部山地 20センチ
近畿南部山地  5センチ

7日18時から8日18時までに予想される24時間降雪量(多い所)
近畿北部山地 70センチ
近畿北部平地 40センチ
近畿中部山地 50センチ
近畿中部平地 15センチ
近畿南部山地 15センチ
その後も降雪が続き、積雪がさらに多くなるおそれがあります。

<防災事項>
高波に警戒してください。積雪や路面の凍結による交通障害に十分注意してください。竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。電線や樹木への着雪、なだれ、水道管の凍結に注意してください。ビニールハウスは倒壊のおそれがあるため、注意してください。カーポートなどの簡易な建築物や老朽化している建築物などは倒壊のおそれがあるため、近寄らないよう注意してください。
農作物の管理に注意してください。

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