12月21日に行われる「全国高校駅伝」に出場する、高知農業高校と山田高校の生徒たちに、JA高知県から野菜や果物などが贈られました。
JA高知県香美地区と土長地区は、15年ほど前から、管内の高校が全国高校駅伝への出場を決めたときに農産物を贈って応援しています。
今年も、5年連続出場となる南国市の高知農業高校・男子陸上競技部に、地元で生産されたニラやトマト、メロン、お米といった野菜や果物などが手渡されました。
男子の高知農業高校は、11月2日に行われた高知県高校駅伝で、県高校最高記録となる2時間6分36秒で5年連続49回目の優勝を飾っています。1区(10km)はインターハイ1500m3位の山本聖也選手(3年)が、去年の区間記録を39秒更新する29分14秒で走り、6区(5km)の市川広基選手(2年)も15分00秒の区間新記録をマークするなど、全区間区間賞で“都大路”への出場を決めています。
キャプテンでもある山本選手は全国でも戦えるだけの力があり、その山本選手を軸に、都大路での躍動が期待されます。
◆高知農業高校 山本聖也 キャプテン
「もらった食べ物で元気をつけて、全国では10番台という目標を達成して、支えてくれた人たちに感謝できるよう走りで恩返ししたい」

また、第1回大会から37回連続で出場している香美市の山田高校・女子駅伝部にも農産物が贈られました。
山田高校は、11月2日の高知県高校駅伝で1時間12分13秒の記録をマークし、37年連続37回目の都大路です。1区(6km)で東野寧音選手(1年)が20分24秒で首位発進すると、ともにインターハイに出場した2区(4.0975km)新谷恵麻選手、3区穗岐山実結選手(2年)が区間賞でつなぎ、4区(3km)嵐花選手(3年)が区間新記録、5区の谷渕結夏(3年)区間賞で、こちらも“オール区間賞”で都大路に臨みます。
高知農業、山田高校ともに部員全員が寮生活ということで、貰った食材は、寮で調理してもらって食べるということです。
◆山田高校 谷渕結夏 キャプテン
「地元でつくられた食材を食べることで、エネルギーを蓄えることができるし、より京都で頑張ろうという気持ちが強くなった。ベスト16以内に入れるようチーム一丸となって頑張りたい」
「全国高校駅伝」は、12月21日に京都府で行われます。










