人気戦隊シリーズ「特捜戦隊デカレンジャー」に出演した高知市地域おこし協力隊の吉田友一(よしだ・ともかず)さんと妻の菊地美香(きくち・みか)さんが、観光列車での旅を満喫しました。戦隊ヒーロー夫妻が感じた列車の旅の魅力に迫ります。

JR土讃線高知ー窪川間で主に土・日・祝日に運行されている観光列車「志国土佐時代の夜明けのものがたり」。車内で提供される土佐の食材をふんだんに使った料理や、沿線でのおもてなしが人気で、乗車率は平均で8割程度と好調を維持しています。

今回、この観光列車に乗車したのは、人気戦隊シリーズ「特捜戦隊デカレンジャー」にデカブレイク役で出演した吉田友一さんとデカピンク役の菊地美香さんです。

「行ってきます!」
高知に移住し、県の観光特使でもある2人。観光列車での旅について聞いてみると・・・
(吉田友一さん)
「10時2分に高知駅を出発しまして、もうそこから高揚感に包まれているので、車内での会話がいつもより弾むというところはすごく楽しいですし、これから料理も出されるということなので、そのあたりも楽しみですね」

(菊地美香さん)
「2人で列車に乗って旅するってことは初めてじゃない?なんかそういう特別な気持ちにもなれますし、なんか友達でも恋人でもご家族でもって、いろんな想像が膨らんで、こういう時間大事だなって感動してます」

「デカレンジャー(20周年記念映画)お疲れさまでした。乾杯!」

(菊地美香さん)
「(地ビールは)さっぱり、飲みやすい!私こういうビール大好きなんですよ」

(吉田友一さん)
「これは最高ですね。高知に移住してきて良かった」
(菊地美香さん)
「ほんとですね、こんな幸せな休日があるなんて、いやぁ、ハッピー!」
(吉田友一さん)
「ほんとにきょうはつくづく高知県のポテンシャルを感じます」
提供される料理は鮮魚店直営の和食店と洋食店を経営するシェフによる皿鉢風の創作料理です。高知ならではの厳選された食材を使っていて、2人も車窓からの風景を眺めながら舌鼓を打ちます。

(菊地美香さん)
「ブリさんをぬたでいただきます。うん、ぬたがおいしい」

(吉田友一さん)
「鶏ささみの大葉巻き上げ。おいしい!彩りが豊かだから楽しいね」

2号車にはカウンターが設けられていて、地酒や柑橘ジュースの飲み比べセットも販売されています。

(菊地美香さん)
「食前酒・食中酒・食後酒が3種飲み比べできるセットをオーダーしました。食後ですけど、食前酒からいきます。純米酒です。いただきます。すっきり!すっきり飲みやすい感じで、また違うモードになっちゃいますね」

(吉田友一さん)
「高知の柑橘飲み比べセット。お酒が飲めない方でも飲み比べできますよということで。山北みかんジュースをいただきます。ものすごく濃厚」

(菊地美香さん)
「さっぱり系じゃなくて濃厚?」
(吉田友一さん)
「さっぱりだし、深みもちゃんとあるっていうところがおいしい」
沿線でのおもてなしも。いの町の仁淀川橋では旗や紙のこいのぼりを手に笑顔で迎えてくれる地域の人達の姿が。

(菊地美香さん)
「すごい豪華!きれい!わんちゃんも来てくれてる。キラキラのひらひら付いてるね」

(吉田友一さん)
「ありがとうございます」
日高村の日下駅では真新しい駅舎でトマトジャムを試食。

(菊地美香さん)
「甘い?」
(吉田友一さん)
「甘い、えっ!トマトじゃないみたい、甘い!」
地域の人達が用意した手作りのアイテムで記念写真を撮ることもできます。

(吉田友一さん)
「途中下車もできるということでテンション爆上がりです」
(菊地美香さん)
「楽しい!」
9分間停車する高知県須崎市の安和駅ではホームに降りることができ、雄大な太平洋を目の前にゆったりとした気分を味わえます。

(菊地美香さん)
「安和駅に到着しました」

(吉田友一さん)
「すごい、いい景色ですよ。海側が」
(菊地美香さん)
「気持ちいい。早く誰か連れてきたいお客さんを」

(吉田友一さん)
「ちょっと都市圏で疲弊してる仲間たちとか、家族たちを呼んで」
(菊地美香さん)
「疲弊してる前提ですか?」
(吉田友一さん)
「ここでおもてなししたいぐらいだ」
2人は3月1日に開幕する『土佐のおきゃく』で高知が舞台の1つとなったデカレンジャー20周年記念映画のクロージングイベントを行うほか、3月8日には再びこの観光列車に乗車し、乗客に高知旅の魅力を発信することになっています。

(吉田友一さん)
「食べて良し、飲んで良し、そして写真撮って良しということで三拍子揃ったパッケージにはなってますので。それぞれの角度から楽しむっていう意味でも、偶発的に一緒にご乗車した方とも、おきゃく列車ですので一緒に飲みながら、語りながらというところも非常にアピールポイントだと思うので、ぜひぜひ出会いもあると思いますので楽しみですね」
(菊地美香さん)
「そうですね、私たちがいるので、お1人でのご参加でもご不安あるかと思いますけど、気にせず来てください。私たちがおもてなしします」
「土佐のおきゃくのものがたり」ツアーは3月1日と8日に実施され、高知ー土佐久礼間を観光列車と貸切バスで往復します。吉田さん夫妻は3月8日にゲストとして乗車します。