8日午前、高知港内で貨物船が浅瀬に乗り揚げ、動けなくなりました。5人の乗組員にけがはなく、浸水や油の流出もないということです。

浅瀬に乗り揚げ動けなくなった貨物船(高知港・午後1時過ぎ)

高知海上保安部によりますと、8日午前10時15分ごろ、「高知港内で貨物船が乗り揚げている」とプレジャーボートから118通報がありました。浅瀬に乗り揚げたのは沖縄県の会社が所有する貨物船「marumasa12号」(長さ75.64メートル、総トン数744トン)で、5人の乗組員にけがはなく、浸水・油の流出もないということです。

現場は高知灯台の北西1.8キロ付近(高知市仁井田)の沖合

現場は高知灯台の北西1.8キロ付近(高知市仁井田)の海上で、天候は晴れ、視程は良好だったということです。高知海上保安部は巡視船とさの警備救難挺1隻を現場に向かわせ、乗り揚げた原因などを調べています。

貨物船は8日朝、高知港を出港し、兵庫県の東播磨港に向かっていたということです。今後、船舶代理店が手配するタグボートを使い、離礁作業が行われる予定です。