南海トラフ地震などの災害時に役立ててもらおうと、建設会社などが高知市に防災井戸を寄贈しました。

防災井戸を贈ったのは、福留開発、北村商事、ムクタ工業の3社です。元日に発生した能登半島地震で断水が長く続いたことなどから災害時の生活用水の必要性を考え、防災井戸を寄贈することにしました。贈られた防災井戸は2基で、一つは総合あんしんセンターに、もう一つは東部総合運動場に設置されました。高知市ではこのほか、避難所となる小中学校39か所にも防災井戸が設置されています。

(ムクタ工業 椋田新也 社長)
「一番災害時困るのは市民の皆さん。東北、熊本、能登といろんな震災を見ても、生活用水の確保が一番課題であったという話も聞いた。そういう時に少しでも役に立てればいいと思う」

地震だけでなく大雨などの災害時にも地域の人々が利用することになっています。