ホルムズ海峡を通過しないルートで愛媛県今治市の製油所に運び込まれた、中東産の原油の荷揚げ作業が、間もなく完了する見通しです。

愛媛県今治市菊間町にある太陽石油の製油所では、29日の午後からサウジアラビア産の原油10万2000キロリットルの荷揚げ作業が行われています。

太陽石油によりますと、このサウジアラビア産の原油は、アメリカとイスラエルによるイランへの軍事行動後に出港した船により、事実上の封鎖が続くホルムズ海峡を通過しないルートで運ばれたということです。

原油は今月1日に紅海の港で積み込まれたあと、マレーシア沖で別の船に積み替えられ、日本に到着しました。

ホルムズ海峡を通過するルートと比べ、海上輸送期間は2日ほど長くなったということです。

(太陽石油四国事業所・石川純一所長)
「調達の多様化も含めて、4月、5月頃までは通常稼働に資する原油の調達については概ね目処が立っている。ただこの先についても、様々な選択肢を拡大しながら、原油の調達に万全を期していきたいという考えで、今取り組んでいる」

サウジアラビア産原油の荷揚げ作業は間もなく、30日の午後7時ごろに完了し、ガソリンや軽油など石油製品に精製後、出荷される予定です。

また、こちらの製油所では、隣接する国家備蓄基地から放出された原油およそ40万キロリットルの精製も手掛けています。