船は今どこに…未だ6人行方不明 消息を絶って2年
「何の音沙汰もない、何の手掛かりもない。生き地獄のような時間というのは耐えられない」
今も行方不明となっている活魚運搬船の船長の母親が悲痛な思いを語りました。

愛媛県宇和島市の水産会社が所有する活魚運搬船「第八しんこう丸」。
航行中に突如、消息を絶ってから2年が経過しました。


養殖魚などを船に積み込み、国内外へと出荷する役割を担っていた第八しんこう丸。おととし12月22日の午前4時ごろ宇和島市を出発し、まず向かったのは愛媛県愛南町でした。
愛南町では、いけすで養殖のブリを船に積み込みました。その後、正午ごろ愛南町を出発し、外海へと出て太平洋での航行を開始したということです。

太平洋へと出た船は翌23日午後、三重県の尾鷲港に到着するはずでした。
しかし突如、船は消息を絶ち、乗組員6人が現在も行方不明となっています。
■行方不明 船長 戸田源二さん(51) 宮中恵二郎さん(58) 砂田千年さん(54) 森下満晴さん(49) 浅井京さん(27) 白井勝大さん(27)
行方不明となる前、航行中の第八しんこう丸を目撃した別の船がありました。