愛媛県今治市玉川町の山林で重機が転落し、操縦していた男性作業員が死亡した労災事故で、今治労働基準監督署は12月8日、労働安全衛生法違反の疑いで、西条市小松町の近藤産業と同社の男性代表取締役(62)を松山地検に書類送検しました。

事故は9月30日、男性作業員(当時71)が、同社所有の山林で重機を使い1人で作業道の整備を行っていたところ、路肩が崩壊。
重機ごと約15メートル転落し死亡しました。

労基署によりますと、同社は重機の運行経路について、路肩の崩壊を防止するなど必要な措置を講じていなかった疑いがもたれています。

労基署は認否を明らかにしていません。