愛媛県今治市内の学校に何度も押しかけ、教諭を怒鳴りつけた上、殴ってけがをさせた疑いで30代の会社員の男が逮捕されました。容疑を否認しているということです。

警察によりますと、傷害と、県迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、今治市北鳥生町の39歳の会社員の男です。

男は9月25日の午後7時ごろ、市内の学校に押しかけ、男性教諭に対してて「しばきたいくらい、腹立っとるるけんね、俺」などと怒鳴りつけ、さらに11月1日の午前8時半ごろには、再び学校で、「ええ加減にせえよ、手出るぞ」などと怒鳴りつけた上で、今度は暴行も加え、男性教諭に全治3週間のけがを負わせた疑いがもたれています。

9月29日、男性教諭からの相談を受けた警察は、男に対して警告と指導を行っていました。

警察の調べに対し男は、2回怒鳴りつけたことについては認めているものの、県の条例違反には当たらないといった趣旨の話をしているということで、傷害の容疑についても否認しているということです。

男は、学校行事についての不満を伝える目的で、事件の前後にも複数回、学校を訪れていたとみられていて、警察は、詳しい動機や経緯を調べる方針です。