愛媛県今治市で救急隊が心肺停止の男性に救命措置をする際、酸素を送る管を気管ではなく食道に挿入していたことがわかりました。
消防によりますと、今治市伯方町で30日の午前7時過ぎ、広島県に住む80代の男性が心肺停止の状態で発見されました。
救急隊が、酸素を送るチューブを男性の気管に挿入する救命処置を行いましたが、病院での検査でチューブは気管ではなく食道に入っていたことが判明したということです。
男性はその後死亡が確認されましたが、医師からは挿管との因果関係はないという説明を受けたということです。
今治市消防本部は複数の隊員で気管への挿管を確認したと説明していますが、「同様の事案が起こらないよう再発防止に努める」とコメントしています。