一方で、児童30人の学校では別の使い方も…

では、児童が少ない小学校はどうなのか。

松山市の三津浜港からフェリーで1時間。離島にある児童数30人の中島小学校です。

グラウンドから元気な声が聞こえるので近づいてみると…さっそく、大谷グローブを使っている児童を発見しました。

この日は3・4年生が授業でハンドベースボールに挑戦していました。

この競技ではグローブを使いませんが、触れる機会にしようと用意したそうです。

こちらの小学校でも、普段は職員室で大谷グローブを管理していて、教諭に一声かけるとグラウンドや体育館で自由に使えるそうです。

(児童)
「昼休みに時々野球をするので、その時に使っています。触り心地がいいと思います」

ほかの児童たちもグローブに触れたり、実際に使って遊んだりしているようです。

ただ、その使用頻度には次第に変化が見られるようで…

(広田好亮 教諭)
「今はそこまで…。熱がちょっと落ち着いてきていて、借りたい子が週に1回くらい借りに来ている状況」

今は球技が好きな子を中心に活用されているという大谷グローブですが、児童が使うだけではない、新たな活用方法もあるようです。