市の無形民俗文化財にも指定されている根岬梯子虎舞は、黒崎神社のほか、地元根岬地区の神社で、豊漁や海での安全を願って披露されてきました。
9月13日水曜日、朝早くから地域の住民およそ100人が集まり、梯子虎舞の準備を始めました。

重さ750キロほどの巨大なはしごを倉庫から出し、およそ500メートル離れた漁港に運んで海水に浸す「梯子出し」です。

(根岬梯子虎舞実行委員会 菅野修一 顧問)
「これはね、4年間倉庫にしまっておくと木が乾燥して親木と梯子の方これがね、すき間が空くのよ。これを海に浸けることによってピシッとふやけて締まるの。そうすると軋みもないし、梯子虎舞やる時、梯子の木が海水を吸って弾力を増すのよ」

平日の早朝にもかかわらず地域全体で力を合わせて作業を進めます。
(参加した若者)
「地元にいるからできることなんで、せっかくだからみたいな。若い人の力も必要だろうし来ましたね。いつも人いないのに(笑)いっぱい来るんで、こういう時は。いいと思います。お祭りの時はね」