盛岡市はいわて盛岡シティマラソンなど、市内で開かれているイベントの運営費の一部となっている負担金の支出について、厳しい財政状況を踏まえて今後取りやめる方針を明らかにしました。

この方針は、24日開かれた市議会の全員協議会で発表されたものです。
それによりますと、市は内舘茂市長が会長を務めるいわて盛岡シティマラソンの実行委員会が、大会を運営するための予算の一部となっている負担金の支出を2026年度を最後に取りやめる方針です。

これは厳しい市の財政状況を踏まえて事務事業を精査した結果、見直すことになったもので、2025年度は実行委員会の収入全体のおよそ2割を占める3500万円を支出しましたが、2026年度は3000万円、2027年度は一切支出しないと説明しています。

ほかに7月に49回目が行われた盛岡・北上川ゴムボート川下り大会も対象になっていて、こちらは2026年度から負担金を支出しない方針が示されました。

市からの支出がなければ事業の存続が危ぶまれるイベントもあることから、今後それぞれ関係する機関から意見を聞くなどして最終決定するということです。