15日綾里漁港では数軒の漁師がワカメのボイル作業を行っていました。

(大平秀男さん)
「避難している間はワカメは今年は無理だろうと、みんなで言ってたんですよ。結局、どれくらい焼けているか分からないし。こうやってワカメを刈ることができてホッとしています」

一方で資材に被害を受けた漁家は生で出荷したり焼け残った資材や中古の資材を調達したりして刈り取りやボイル作業を始められないか急ピッチで調整していました。

19日、三浦秀悦さんはワカメ漁に向けて船のメンテナンスを行っていました。
船を除いて漁に関係するものを全て失ってしまった今回の山林火災。
それでも漁師仲間から使っていなかった資材を少しずつ借り受け、一日でも早くワカメの刈り取りを始められるよう動き続けています。

(三浦秀悦さん)
「早く始まらないと終わりが決まっているので、それに合わせて刈り取りしなければならないので大変になるという感じですね」