札幌市から明治大学へ タフな環境で磨く推進力
神奈川県川崎市。厳しい暑さの中、日本学生選手権の団体3連覇を誇る強豪・明治大学のプールで汗を流す黒田選手の姿があった。この春、生まれ育った北海道札幌市を離れ、新たな環境に身を置いている。
高校時代にはなかった朝と午後の平日2部練習にも食らいつき、「練習回数が増えた分、質を落とさないことを意識している」と充実した表情を見せる。彼の専門は自由形だ。幼稚園の頃に友人に誘われて水泳にのめり込み、小学1年で本格的に競技をスタート。
中学時代には50メートルと100メートルの自由形で当時の中学記録を更新し、全国にその名を轟かせた。「初めて全国優勝してからは落ちぶれたくない、もっと上に行きたいと思った」と当時の負けん気の強さを振り返る。
そして高校3年の3月に出場した日本選手権男子200メートル自由形決勝で、オリンピック経験者たちとデッドヒートを繰り広げて3位に食い込み、見事アジア大会の切符を掴み取った。身長181センチの恵まれた体格と長いリーチを生かした「前への推進力」が最大の武器であり、大学のコーチも「水面に対して体を高く保つ姿勢や重心移動が非常に上手い」と、日本を牽引する存在としての成長に期待を寄せている。







