議員定数削減のメリット・デメリット
政治学が専門の愛知学院大学総合政策学部の森正教授にメリット、デメリット分析してもらいました。
まず有権者にとってのメリットなんですが、いきなり「あまりありません」と森教授。強いて言うならば、国費が削減される、政治家1人当たり、国会議員年間で大体1億円ぐらいかかるので、掛ける50、50億円ぐらいは浮くということです。

50億円というのは結構大きい額なので、何かメリットがありそうなんですけれど、ただ、コストカットで言うなら、コストカットの方法は、文書交通費などなど他にもたくさんあるので、別に人数削らなくてもいいのではというのが森教授の見解でした。
一方で、有権者のデメリットは、政治へのパイプが減ってしまう。これは簡単に言うと、「民意が反映されにくくなる」ということなんです。
維新の思惑は…“身を切る改革のアピール”
じゃあ、維新のメリットは何なのか。ここが最大の理由なんですね。「身を切る改革のアピールができる」ということなんです。ただ、維新にもデメリットがあって、圧倒的な人気を誇る大阪以外での議員獲得が難しくなる。他の地域で、比例でギリギリ受かっているという国会議員は、ひょっとしたらいなくなってしまうかもしれません。











