バスの運転手が不足する中、岐阜県飛騨市では、市の職員が市営バスの運転手を「兼業」することになりました。
飛騨市によりますと、対象となるのは、予約制の市営バス「神岡北部乗合タクシー」です。

市内と富山県富山市を結ぶこの路線の一部時間帯では、9月末で民間のバスが廃止されました。
10月からは、市が運営することになり、地元のタクシー会社に業務を委託し、運転手を公募しましたが、応募者はいませんでした。


そのため市は2020年に導入した兼業制度を活用し、職員がバスの運転手を務めることになり、16人の市職員が講習を受講したうえで、11月から運行を開始するということです。
中部運輸局によりますと、自治体職員が兼業でバスの運転手を務めるのは、東海3県では初めてだということです。


