日本酒の原料となる「酒米」も入手困難に

一方、きょう三重県庁を訪れたのは県内の酒造メーカー3社の関係者達。皆さんは2016年の伊勢志摩サミットで「乾杯酒」に採用され、その名が全国区となった「作(ざく)」や、料理との相性抜群と評判の「八兵衛」などの日本酒ブランドを製造・販売しています。
今、日本酒造りに欠かせない「酒米」は、全国的に食用米の生産への転換をすすめる農家が増えていることなども影響し、入手が困難になってきていて今後は食用米と同様に価格高騰が予想されています。そこで、一見勝之知事に対策を求めたのです。

(三重県酒造組合 清水慎一郎 会長)
「酒造用原料米が手に入らないとなれば、酒を造ることができない」
一見知事は三重県産の日本酒は重要な観光資源だとして「生産者とも直接会話をして酒米の確保に努めてていきたい」と話しました。