「マイナ保険証一本化」が、今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン 新語・ 流行語大賞」にノミネートされた。この言葉は、前デジタル担当大臣の河野太郎氏が強力に推し進めた政策ということもあって、急速に浸透した。
ただ、あまりにもインパクトのある言葉だったためか、言葉だけが一人歩きし、様々な誤解を生むことになったのも事実だ。うがった見方をすれば「一本化」という言葉で、あたかもマイナ保険証しか選択の余地がないと信じ込ませる戦略だったのか?と疑ってしまいたくなるくらいだ。

12月2日から、現行の健康保険証の新規発行が停止され、マイナカードに保険証機能を移行させるため「マイナ保険証一本化」という言葉が使われた。しかし、厳密に言えば「一本化」ではないし、12月2日から今の保険証が使用できなくなるという訳でもない。では改めて、何がどう変わるのか?まとめてみた。