4月26日は「大切な日。いい話ではないけど、転機になった日」

中華航空の事故があった県営名古屋空港では、最悪を想定した訓練が今も行われています。

(フジドリームエアラインズ 西川彩奈さん)
「中華航空の事故も含めて、過去の事故を風化させないように、客室乗務員全員で事故事例を研究している」

あらゆる安全対策の背景には、過去に起きた大事故の教訓が。

智英さんは毎年4月26日、朝礼で“あの事故”について話しています。

(長男の智英さん)
「大切な日というか、事故なのでいい話ではないけど転機になった日です。今でも父親から続いている商材はたくさんある。父親から受け継いで私も社長をしているので、感謝をしながらやっていきたい」

ことしも、慰霊式に親子で参加しました。

(妻の愛子さん)
「こんなこと(航空事故)が起きてしまったんだなと(改めて)思い出しますね」

(長男の智英さん)
「(事故を)語れるのが自分たちの世代になってきているから、自分の子どもたちに伝えていきたい。それが私の世代の役割だと思います」

滑走路脇に建てられた慰霊碑は、変わらず綺麗に保たれています。『あの事故は風化させたくない』…遺族の思いです。

2024年4月26日放送 CBCテレビ「チャント!」より