隠れた紅葉スポット。愛知県春日井市の「愛岐トンネル群」を特別公開です。

(田中希宣記者)
「かつてSLが走っていた廃線跡が特別公開されているのですが、多くの人が訪れる理由が、きれいな紅葉です」

愛岐トンネル群は1900年に開通し、後に複線化された中央線高蔵寺~多治見間の廃線跡で、国の登録有形文化財に指定されています。

普段は立ち入り禁止ですが、初夏と初冬の時季には特別公開され、途中4つのトンネルをくぐりながら、片道1.7キロの道のりを約300本のもみじを見ながら散策できます。

12月5日は、約7500人が訪れ、もみじ狩りをしたり紅葉をカメラに収めたりしながらすぎゆく秋を楽しみました。

(豊橋市から)
「緑とオレンジのコントラストでとてもきれい」

(名古屋市から)
「トンネルの古めかしさがあってすごくすてきです」
「紅葉もこれが見納め。いい時に来たなと思う」

(春日井市から)
「こんなに(紅葉が)ある場所がないので、毎年楽しみにしています」

(愛岐トンネル群 保存再生委員会 村上真善理事長)
「トンネルを越えるともみじという従来にはない景色が見えるので、ぜひそれを楽しんでいただきたい」

愛岐トンネル群の特別公開は7日まで。一部で葉が落ち始めましたが、見頃はまだ続きます。