25日夜、鳥取県境港市境港沖で曳船兼押船「七十七清栄丸」が航行不能となる事故が発生しました。

境海上保安部によりますと、25日午後7時10分ごろ、島根県松江市所在の美保関灯台の北東約13キロメートルの海上で、作業台船の引船兼押船「七十七清栄丸」(船籍:鹿児島市・19トン)が航行不能な状態になり、「左舷機が停止して舵がとれないため救助を求める」旨の118番通報がありました。

この通報をうけて、境海上保安部所属の巡視船おきが出動し、「七十七清栄丸」を美保湾までえい航、現在タグボートに引き渡す手配をしているということです。

「七十七清栄丸」は約1400トンのクレーン作業台船と一体となった曳船兼押船で、船には5人の乗組員が乗っていましたが、けが人はなく、油の流出などもないということです。