知未さんの実家の農業を手伝っているうちに、農業の面白さを感じ、独立を考え始めた福中さんでしたが。
福中尚也さん
「上の子もまだ小さい下の子生まれたばっかりっていう状況でなかなかもう今から新規就農でっていうのがなかなか現実的じゃないっていうところで」
子どもも小さく、収入面や資金面などを考えて、一度は農業から離れようと数年間サラリーマン生活をしていた福中さんに、転機が訪れます。
福中尚也さん
「(元の職場に)勤めてた人の紹介というか、紹介ですね。やっぱりどっかでねやっぱりやりたい農業したい気持ちがどっかにずっとあったんですよね。ちょうどタイミング的に少し子供も大きくなって、家庭も少し安定はしてたので今だったら実現できんかったことができるんじゃないかっていうのがあって、もう1回挑戦することになりまして、今に至ります。」
福中さんが紹介されたのが大栄西瓜組合協議会の新規就農サポート制度です。
農家の高齢化などにより、ここ10年で大栄西瓜の栽培面積は84%、栽培戸数は85%に減少していて、協議会では、産地規模維持のため新規栽培者や後継者の確保を急務としていました。
そこで協議会は、4年前に新規就農サポート部を新設。
福中さんのように志のある人を積極的に支援しています。
この新たに始まったサポート制度で、福中さんは安心してスイカ農家を始めることができました。