10月22日には、長岡市で開かれた試飲会に集まった関係者や市民が、こだわりのビールを堪能しました。

「香りも穏やかめな比較的飲みやすいビール(IPA)だと思います。『フードロス』とかそういう背景を知って飲むとまた違うのかなって」
「パンの耳が好きなので、この香ばしいところがビールに入ってくるというのはすごく楽しみ。風味が原料で変わってくるところを味わえる…。ビールの楽しみが広がったという感じがします」
ビールを醸造した『ホクショク』にパンの耳を提供した『マルシャン』では、ひと月に2トンものパンの耳が出るそうです。
廃棄するのにも費用がかかるため、これまでは子ども食堂などに提供をしてきたものの、他にも生かせる道がないか探していたといいます。

【マルシャン 鷲尾達雄代表取締役】
「廃棄物回収業者に毎月十数万円のお金を払ってパンの耳を処理しているのが実態なので、それが利活用できるのであればこんなにいいことはない。小さいかもしれないけど、一歩を踏み出せたかなと…」