海岸を管理する新潟県に聞いてみると「いつから砂山ができたかはわからないが、風が強い冬の時期に砂浜の砂が舞ってきて積まれていったのでは」と回答。

残念ながら謎は解けません。
しかし、この謎の砂山は意外な効果をもたらしているんです。
それは…飛砂防止効果。

【新潟市西区役所建設課 松田芳臣 係長】
「新潟市西区の一部海岸では、砂が堆積することによる交通障害などの飛砂被害が発生しています。そこで、小針浜周辺におきまして、飛んでくる砂を防止するための人口砂丘を造成しました」

新潟市は五十嵐浜からおよそ5キロ離れた小針浜付近で、海岸の砂が住宅街へ飛ばないように、2018年に人工的な砂山をおよそ1億円かけて完成させました。

県や新潟市西区によりますと、それと同じ効果が五十嵐浜にできた砂山にあるのではないかと言います。

県は今のところ、砂山を撤去することは考えていないということで、市民からも苦情などは、寄せられていないということです。

オーシャンビューのドライブを楽しむには少しやっかいな砂山ですが、海岸沿いの住民にとっては海風で飛んでくる砂を止めてくれる頼もしい存在なのかもしれません。














