新潟県胎内市の飯豊連峰で今月25日に遺体で見つかった男性について、 警察は、行方不明になっていた新潟市西区の55歳の男性と確認しました。死因は多発外傷で、警察は遺体の状況などから、クマに襲われたとみています。

死亡したのは、新潟市西区松海が丘に住む佐藤靖さん(55)です。
警察によりますと、佐藤さんは23日に飯豊連峰に登山に出かけたまま連絡がとれなくなり、25日に捜索中のヘリコプターが発見しましたが、死亡が確認されていました。
死因は多発外傷で、顔面や首を中心に激しい損傷があり、警察は傷の状況などからクマに襲われたとみています。

佐藤さんが見つかったのは、奥胎内ダムの登山口から1.2キロほどの山中で、発見時、近くでクマ1頭が目撃されていました。

飯豊連峰の避難小屋の管理をする胎内・北飯豊の会によりますと、佐藤さんは会員で、登山道の状態を確認し小屋を管理するために山に入っていたということです。