東京電力・柏崎刈羽原子力発電所の稲垣武之所長が27日に定例会見を開きました。
午前に開かれた会見の中で稲垣武之所長は、21日に新潟県の花角英世知事が『再稼働容認』の考えを表明したことについて「厳粛に受け止めています」としたうえで、「発電所の安全対策を県民に丁寧に説明したい」と述べました。

柏崎刈羽原発は全号機が運転を停止してから13年以上たっており、長期間の運転停止を経ての再稼働に心配の声も上がっています。
【柏崎刈羽原発 稲垣武之所長】
「福島第一原発事故、あるいはそれ以上の事故に対応できるかどうかが県民の関心事だと思う。これについては最もこだわってきたところで、ここが満足できなかったら絶対に運転する気になれない」
「福島第一原発事故当時に我々がやっていたレベルよりは、はるかに高い」

柏崎刈羽原発は、12月の新潟県議会で再稼働の同意が得られれば、2026年1月にも6号機が再稼働できる状態となる見通しです。










