新潟を代表する観光地のひとつ、新潟県妙高市の“妙高高原エリア”で外資系企業による最大2000億円規模の開発が進んでいます。地元活性化への期待の一方、一時の北海道・ニセコのように地価や物価が高騰するのではという懸念もあります。現状を取材しました。

2月、シーズン真っただ中の妙高杉ノ原スキー場には、多くの客が訪れていました。

神奈川県から
「パウダーが結構あっていいですね!」

ニュージーランドから
―なぜ妙高に?「これだけの雪、そしてパウダーだ」
「(海外に比べ)ビールも安い、チケットも安い、雪質もいい、最高だ!」
「値段は最高だ。日本の方が(海外より)ずっと安い。すごくいいね!」

円安による追い風とパウダースノーを求めて海外からも多くの人が訪れていました。この杉ノ原スキー場は2023年11月、シンガポールのペイシャンス・キャピタル・グループが買収し、西武ホールディングスに運営を委託をしています。

さらにペイシャンス・キャピタル・グループは、この妙高高原で一大リゾート計画を進めているのです。