前線や寒気の影響などを受けて、西日本から東日本では27日から28日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意が必要です。また西日本では27日～28日は西日本の広い範囲で黄砂が予想されています。

西日本～北日本で大気の状態が非常に不安定に？

気象庁によりますと、低気圧が28日にかけて日本海を東に進み、そこからのびる前線が西日本から北日本を通過するとしています。さらに28日は、北日本の上空約5500メートルに-27℃以下の寒気が流れ込む見込みだということです。

低気圧や前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気と上空寒気の影響で、西日本から東日本では27日から28日にかけて、大気の状態が非常に不安定となる所があり、北日本でも28日は大気の状態が非常に不安定となる恐れがあるとしています。

気象庁は、27日から28日は西日本から東日本で、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意するよう呼び掛けています。また、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には建物内に移動するなど安全確保に努めるほか、所によって、ひょうが降る恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。

西日本を中心に黄砂飛来か

一方、気象庁は前線が通過した後の27日から28日にかけて西日本の広い範囲で黄砂が予想されているとしています。

黄砂の影響で視程が10キロ未満となる見込みで、屋外では所により黄砂が付着するなど影響が予想されるとしています。また、視程が5キロ未満となった場合は交通への影響が発生する恐れがあるとして、気象庁は注意を呼び掛けています。

今後の雨と風のシミュレーション・黄砂のシミュレーションは？

今後の雨と風のシミュレーションを見ると、あす27日の昼ごろから28日にかけて雨や風が強まり荒れた天気となる所がありそうです。30日ごろにも北日本で雨や風が強まるほか、1日も北日本を中心に荒れた天気となりそうです。

また黄砂のシミュレーションを見ると、27日午後から28日は西日本から北日本の広い範囲で黄砂が飛来しそうです。アレルギーがある人や呼吸器疾患がある人はマスクをするなどして体調管理に十分注意してください。