飯野容疑者は関越道の下り線を走行している途中、工事用のパイロンと接触する事故を起こし、自ら110番通報。

車のライトが切れていたため、駆け付けた警察官に車を走らせないよう指示されましたが…

【記者リポート】
「関越道の湯沢インターチェンジです。男は警察官が乗ったパトカーに衝突する事故を起こし、その後、魚沼方向へ逆走を始めたということです」

飯野容疑者は午前0時40分ごろ、湯沢インターチェンジ付近で、まず1台目のパトカーに衝突。

その後、関越道をおよそ30分“逆走”し、魚沼インターチェンジでUターンして通常の車線に戻ります。
そして午前2時ごろに今度は追走していた別のパトカーに再び衝突したということです。

逆走を始める際に、湯沢インターの出口ゲートから遮断機を押し出して上り線に入っていったということです。

【目撃した人は】
「頭の中にクエスチョンマークが出るというか、“えっ”という感じ。もしぶつかっていたら大惨事だったので、今考えると恐怖でしかない」

飯野容疑者は3日前の28日にも、長岡市の北陸道を逆走した疑いで現行犯逮捕され、その後、釈放されていました。

今回は、さいたま市から長岡市までキャリアカーを使って、その時の車を取りに行く途中だったとみられています。

この逆走などの影響で関越道の一部区間は、最大4時間にわたり通行止めとなりました。

飯野容疑者は警察の調べに対して「パトカーに衝突させたことは間違いない」と話し、容疑を認めているということです。