新潟県阿賀野市の住宅街に31日、クマが現れ、5時間にわたり倉庫内に立てこもりました。その後、地元猟友会が“全国で初”となる麻酔銃による緊急銃猟で捕獲しました。

茂みの中をうろつく1頭のクマ。
阿賀野市新保で撮影されたものです。

【渡辺建設 渡辺政利 社長】
「(クマが)来たので、ここシャッターが開いていたので、まずいなと思って閉めようとしたけど、その前に入っちゃって」

渡辺建設によりますと、31日午前10時過ぎ、体長50センチほどのクマ1頭が倉庫内に入り込みました。

当時、社員5人が2階の事務所にいましたが、全員逃げてけがをした人はいなかったということです。

【記者リポート】
「クマはシャッターが開いていて、そこから入ったということで、倉庫の中で立てこもっているということです。中で警察がクマを見失わないように監視しているということです」

クマはそのまま倉庫内に立てこもりました。

【安田猟友会 五十嵐富雄 会長】
「とりあえず麻酔で眠ってもらう」

―こういう建物の中でも麻酔銃は撃てる?
「銃を撃つより麻酔のほうが安全かと思う」