東京電力の柏崎刈羽原子力発電所で重大事故が起きた想定で訓練が行われ、飲料水の緊急時モニタリングの手順などを確認しました。
23日の訓練は、新潟県柏崎市などで震度6強を観測する地震が発生し、柏崎刈羽原発の6号機から放射性物質が放出された想定で行われました。

訓練には、国・県・市町村・東京電力の担当者ら260人が参加して、被害状況や住民避難に向けた情報を共有するなど、連携を確認。
また、飲料水が汚染されていないかを確かめる“緊急時モニタリング”も行われ、対象地域の『燕市・弥彦村統合浄水場』では、職員が初めての訓練に臨みました。

【新潟県放射性物質監視センター 棚橋成一所長】
「非常にスムーズに採水が行われた。浄水場独自の防災の取組みもあわせて実施されて良かった」

11月9日には、住民が参加する避難訓練も行われる予定です。