重要な役割をマルチに担う看護師。
しかし今、その人手不足が全国の医療現場で課題となっています。
厚労省の2019年の発表では、2025年に最大で27万人の不足が生じると推計。
2024年度の看護師の有効求人倍率は2.41倍で、全職種平均の1.25倍を大きく上回っています。少子高齢化により、医療需要が働き手の数以上に増えていることが背景にあります。

新潟県内の状況をみると、看護職員の募集に対する充足率は、直近6年間は8割台で推移。数字的には大幅に不足していませんが、地域によっては医療体制に影響が出ているのです。

【新潟県病院局 米山紀之次長】
「人口の構成を考えると、下越・中越圏域が非常に多くなっていて、県立病院の看護師の比率もそれと同様の傾向にある」