落雷による被害防止のための『避雷針』。
新潟県内のダムの避雷設備ではこうした金属が盗まれる被害が相次いでいます。
これまでに下越地方の15か所で盗まれていたことが分かりました。

新発田市の『内の倉ダム』にある緊急放流を知らせる警報局でも、被害が確認されています。

【記者リポート】
「畑などに囲まれた人通りの少ない場所ですが、高さ10mほどの柱の上に設置されていた避雷針が盗まれたということです…」

新潟県によりますと、盗まれたのは警報局に設置されていた避雷針(約3m)と避雷導線(約12m)で、8月29日に見回りをしていた職員が気づいたということです。

県がダムの避雷設備を調べたところ、内の倉ダムも含め村上市と胎内市など合わせて15か所で盗難被害が確認され、復旧におよそ630万円の費用がかかるということです。新潟県は9月に入ってから、警察に被害届を出しています。