22日に新潟市の田んぼで稲刈りが行われた新品種委のコメ。名前がまだ決まっておらず「新潟135号」と呼ばれている新たな極早生品種です。このコメには近年コメ農家を悩ませているある課題の解決が期待されています。
まだ緑色の田んぼの一角で黄金色に輝いているエリアがありました。

新潟市 西蒲区の農家 鈴木暁雄さんが一足早く稲刈りを行ったのは、来年デビュー予定の極早生品種です。

今年は、県内13か所で試験栽培されていて、最大の特徴は暑さへの強さ。

「コシヒカリ」よりも強く、おととしの猛暑でも1等米が多く暑さへの強さが証明された「新之助」並です。
【コメ農家 鈴木暁雄さん】「雨もあまり降らなくて、水不足も心配していたんですけれど、思ったより良かったと感じました」

また、「こしいぶき」や「コシヒカリ」などより早く収穫できるのも特徴で稲刈り時期の分散化を図ることもできます。栽培方法は他の品種とそれほど変わらないということで鈴木さんは来年はさらに作付面積を増やしたいと考えています。

【コメ農家 鈴木暁雄さん】「異常気象が当たり前みたいになってきているので、高温に強い品種が必要だと思うし、消費者の方も新潟のおコメを選ぶのにいいと思うので、どんどん広まってくれればいいと思います」

県は年内に品種登録を申請する予定です。