断崖絶壁が続く難所・鎖場を越えて…『八ツ峰』踏破へ
『八ツ峰』は大日岳、剣ヶ峰、摩利支岳、釈迦岳、白河岳、七曜岳、不動岳、地蔵岳の8つの峰のこと。
神々の名前の付いた峰を超えて、目指すは大日岳。皆さん頭にはヘルメット。しっかり装備を整えて向かいます。
最初のピークは地蔵岳です。
【霊峰 八海山を囲む会 桐生好雄さん】「(地蔵は)みんな西側を向いている。八海山の神様が、南魚沼の皆を見守ってくれている」
二つ目のピーク・不動岳では、護摩を焚(た)く行者の姿が。108本の木に火をつけ、108ある煩悩をすべて焼き尽くすのだそう。
【埼玉県から来た行者】「もう35年来ています。毎年、拝んだりして人助け。教わったことを続けている」
残りのピークは6つ。この先はいくつもの難所が続く、厳しいルートです。
岩肌ぞいには細い迂回路も作られていますが、登る際は決して無理をしないでください。
鎖を頼りに登ったり降りたりを繰り返し、八つの峰を制覇していきます。
こんな鎖場が八つ峰には19か所もあるんです。

【登山客】「来たのは初めて、とにかく慎重に滑らないように。ちょっと気を許すと落ちてしまう場所がいっぱいある。ヘルメットはあったほうがいい」
断崖絶壁の鎖場は1時間ほど続きます…