条例案に対する花角知事の“意見”は…

そして、今回の花角英世知事の意見はこうでした。

【花角英世知事】
「県民がどういう受け止めをするのか、原発とどう向き合おうと考えているかを探ります、見極めていきますと申し上げている。その見極めるという段階において、住民投票というのはやはり課題がある。二者択一で得られる情報というのは限られてくる」

これまでの多くの知事同様に賛否は明言しませんでした。そして県民投票そのものについて慎重な姿勢を示しました。

会見では「いずれ県民の意見を集約していくプロセスに入る」とし、公聴会や首長との意見交換などを検討していると説明。ただ、これまで繰り返してきた県民の「信を問う」という、その具体的な時期や方法はいまだ明らかにしていません。

〈黒崎貴之キャスター〉
花角知事の意見のポイントは「『賛成』『反対』の二者択一の選択肢では県民の多様な意見を把握できない」というものでしたね。

〈横山風花記者〉
花角知事は、再稼働に「絶対賛成」という人から「絶対反対」という人、さらにその間には悩んでいる人もいて賛否には「グラデーション」があるとしています。