阪神・淡路大震災の犠牲者6434人を上回る、およそ8000人の死者が想定される地震があります。新潟県の「長岡平野西縁断層帯」が引き起こす地震です。政府の地震調査委員会は15日、この地震の発生確率を『やや高い』から『高い』を示すSランクに引き上げました。私たちはどのように備えるべきなのでしょうか。

政府の地震調査委員会は、毎年1月に大地震が起こる可能性が高い活断層帯をランク分けして公表しています。

今後30年以内の地震発生確率が3パーセント以上を「Sランク」、0.1パーセントから3パーセント未満を「Aランク」と評価していて、新潟県内では「長岡平野西縁断層帯」が「Aランク」から初めて「Sランク」に上がりました。

【文部科学省 研究開発局 上野寛 地震調査管理官】
「長岡平野西縁断層帯の場合は去年までは0~2.4%だったのが0~2.5%になった。2.5%を四捨五入すると3%」

【地震調査委員会 平田直 委員長】
「活断層は過去に大きな地震があった痕跡、動かぬ証拠ですので過去にあったということは将来もある。ぜひ、注意をしてもらいたい」