自民党の高鳥修一さんは、新しく選挙区となったエリアの一つである南魚沼市を訪れ、農林水産副大臣などを歴任してきた時に作った“パイプ”で地元に還元ができていると、実績をアピールしました。

「スイカの新しい選果場が作られることになりまして、これに国から12億円の補助金を獲得をいたしました」
「農水副大臣を私がやらせていただいた。農水省との交渉の結果、獲得をしたものでございます」
この魚沼地域は、田中角栄元総理や桜井新元環境庁長官ら、自民党の有力議員がしのぎを削ってきた場所です。
保守層が厚い地域とされ、「魚沼地域が加わったのは追い風だ」と話す自民党関係者もいます。

新しい選挙区について高鳥さんは、その“広さ”を痛感していました。
「時間的に全てのところを周るとことは、現実的には不可能です。残念ながら」
「市議の皆様、それから党支部の皆様とも連携をしながら、取り組んでまいりました。手ごたえ、私はあると思っております」
一方、前回・前々回とも梅谷さんに大差をつけられた“大票田”の上越市が『勝敗の鍵』を握るとみて、こう指摘する関係者もいます。
「上越市での票差は以前とそれほど変わらないと思う。上越市で負ける分、どれだけ魚沼市で取り返せるか…、という選挙になる」